2005年2月28日
にがり
海水からNaClを取り除いたものと思われているが、海塩の製造途中に結晶化しない部分である。(本来、廃棄物だった。)
豆腐を固める原料、昔の土間のタタキをつくる材料。
固める作用がある。
にがりはミネラル豊富であるが、あまり大量に摂取するのは薦められない。にがりは、豆腐の原料というところからも分かるように、大豆蛋白を凝固する作用があり、大量に摂取することによって腎臓や肝臓も骨髄が蛋白質凝固作用で固くなる可能性があるとも言われている。(本当かどうかはわからない)
また、海塩に含まれるミネラルとにがりのミネラルは違う。にがりはあくまで、結晶化しなかった部分であり、また、このにがりをどれだけ取り去るかで海塩の出来ばえが変わる。
投稿者 たわふ : 23:46
自然塩
化学塩でない塩。
海塩(天日塩)・岩塩・再結晶塩のことをさす。
あまりに、定義があいまいなため、化学塩以外は、自然からできたものと解釈されがち。
自然塩といわれていても、結構、人工的な塩もあり、製造法や原料は注意。
(化学塩ににがりやミネラルを添加したものも多い)
<一般的な形体の種類>
粗塩(荒塩):しっとりした塩
焼塩 :さらさらの塩
藻塩 :海草などをいれて焼いた塩
投稿者 たわふ : 22:57
化学塩(食塩)
専売塩とも言う。
海水に電流を通すイオン交換膜電気透析法で海水中から塩分を集める。
NaClの純度は99%以上。
<専売塩の歴史>
明治38年(1905年)
財政収入の確保と国内塩業の保護育成を目的に塩専売制の実施
大正8年(1919年)
塩の円滑な需給、価格の安定、国内塩業の保護育成を目的とする公益専売
昭和23年(1948年)
日本専売公社法が制定され、日本専売公社が行うようになり、家庭用の塩は専売塩だけとなる。
昭和47年(1972年)
国内で作られる塩は、すべてイオン交換膜電気透析法になる
昭和60年(1985年)
専売公社に代わって、JTが引き継ぐ。
平成 9年(1997年)から新たに塩事業法が施行され、製造、輸入、卸売は登録・届出制となり、小売については届出・登録はなし。
投稿者 たわふ : 22:34
再結晶塩
輸入した天日塩や岩塩や化学塩を日本の海水で溶かしたり、真水で溶かしたり、にがりを加えたりして、異物や不純物を取り除き、再結晶化した塩。
海水から塩にする海塩に比べると、安くできる上に、海塩と品質・味の違いは一般の人にはわからない程度のためよく売られている。
天日塩などと偽った表示がときどき見られる。
(原料が天日塩なら嘘ではない?)
投稿者 たわふ : 22:04
岩塩
地層の岩塩層からでた天然の、塩。
岩塩はNaClの結晶であり、にがり成分はなく、ミネラルもほとんどない。
アルプス山脈やポーランドが有名。
溶けるのが極端に遅いため、甘味を感じます。
肉に合うというとも聞きますが、岩塩の産出国がヨーロッパに多いためではないかと思われる。
日本国内で産出されていない。
投稿者 たわふ : 21:48
海塩
その名の通り、海から取れる塩のこと。
ですが、海水から塩にするまでの工程がいろいろあり結構違う。
1)海水を加熱のみ
2)天日による塩田→釜茹する(天日塩)
3)天日でのみで結晶化させる(100%天日塩)
4)スプレー乾燥(100%海水の塩)
4)は海水をそのまま、結晶化しているので、にがり成分をすべて含む(クセのある味)。それ以外は、にがりをある程度、取り去っている(そうしないと、固まらない)。
1)・2)・3)に含まれるミネラルとにがりのミネラルは違う。にがりはあくまで、結晶化しなかった部分であり、また、このにがりをどれだけ取り去るかで塩の出来ばえが変わる。
投稿者 たわふ : 19:02